Denoの同人誌の2冊目が出ます(2019/09/22 技術書典7)
今回も表紙を描きました。何も考えずに買っていってください。
日本最大(多分)のDenoコミュニティ「deno-ja」から、Denoの同人誌の2冊目がでます。 私は今回表紙のみの参加ですが、内容は間違いなく面白くパワーアップしています。 今後の参考にしたいので、ぜひ技術書典ページよりチェックリストに追加をお願いします!
【拡散希望】明日は #技術書典7 ! deno-ja コミュニティからは二冊目のDeno本が出ます。なんとページ数5倍(152p)の厚い本に仕上がってます。春に出した既刊もDeno最新版に改訂して増刷販売します。表紙も秋バージョンんになってかわいくなってますよ〜 https://t.co/ryif6V3M34 pic.twitter.com/2io9gYXAGd
— keroxp@技術書典7お86C (@keroxp) September 21, 2019
その前に…Denoってなんだっけ?
Denoのことを忘れてしまった人や、 状況追っかけるのだるい…みたいな方も多いと思いますので、 全部キャッチアップするための画像を作りました。
読めばわかりますかね? わからない場合、denobook02を買ってください! わかった場合ももちろん買ってくださいね。
現状について追記しておくと、 年内ターゲットで動いていたv1.0リリースに関しては、 進捗は順調なものの、新しい機能がv1.0 issueに積まれている状態らしく、 年内不透明とのことです。
待望のTLS / SSLに関しては、PRが進行しています。 HTTPS Serveができないというのが実用上の大きな障害となっていましたが、解決もそう遠くないのではないかと思います!
内容について
前回の約3倍のページ数、なんと150P超えの大ボリュームとなりました。
Denoの薄い本と厚い本です。#技術書典 #技術書典7 pic.twitter.com/WcJwI8V47f
— sasurau4_deno-ja@技術書典お86C (@sasurau4) September 19, 2019
分厚すぎ!開発途上ランタイムの同人誌の厚みじゃない!
今回の内容についてですが、まず前回以上に初心者に優しい内容というのはお伝えしておきたいです。 インストールからJavaScriptによるプログラムの書き方まで詳細に50P以上書かれており、ガチでJavaScript知らない人でも読める内容となっております。
まるで、Node.jsが存在しなかった世界のJavaScript入門書がどうあるべきかという内容で、 これはある種のSF本なんじゃないかと私は考えています。
なにせ、if, else, for等基本的な説明に続いて、Promise / async / await が登場するくらいです。
また、他にも下記のようなコンテンツが目白押しです。
- CLIツールの作成方法:Denoを始めた人がまず書きたくなるであろう、CLI作成に関するエッセンスが詰まっています。
- Deno de Bundler:Denoというかバンドラーそのものの仕組みや歴史から始まります。AMDやESMに関して俯瞰できる資料がどれくらいあるでしょうか?これはもう歴史書です。しまいにはバンドラーの自作が始まります。今回のイチオシコンテンツです。
- Tokio and Deno:よくdeno-jaでも聞かれる「Tokioわからん」問題がありますが、詳しく解説するコンテンツになっております。自分も特に知りたいところで後でみっちり読み込みたいです。
- Deep dive into Deno compiler:TypeScript方面で大活躍しているLekoさんによる大作ブログ記事の最新版となります。コードリーディングに関する心構えなども書かれており、かなり読み応えのある内容になっています。
その他資料
前回のdenobook01については、過去記事を読んでみてください。
Denoの同人誌が出ます(2019/04/14 技術書典6) - No Regrets in Bathing
著者の一人、sasurauさんによるブログ記事です。
では、技術書典7、お楽しみに!