Denoの同人誌が出ます(2019/04/14 技術書典6)
前回の記事でも少し触れていますが、Denoに興味本位で集まった人たちが作ったグループで同人誌を出すことになりました。 皆さんも興味本位で買ってください。
サークルチェック数を今後の参考にしたいので、技術書典アカウントをお持ちの方は、サークルチェックをぽちっとしていただけると嬉しいです。
Denoの本は世界初のはずです(ひょっとしたら同着があるかもしれませんが)。 なぜ世界初なのかというと、もちろん本を出すには時期尚早だからです。
でも、お祭りみたいなものですし、Denoに興味さえ持ってもらえればOK!という感じみたいです。 私も思いっきりファンシーに表紙を描かせていただきました。Denoに興味を持った理由が「Denoザウルスが可愛いから」でも全然いいですよね。勢い余って4コマまで書いてますが。
本の内容について
私は前菜としてDenoの簡単な紹介的なところを、漫画で水増しして 漫画を交えてふんわり解説しています。
レベル的にはNode.jsを触ったことがあるくらいの人が対象になると思いますが、もしわかんなくても漫画で楽しめる感じを目指しました。
メインディッシュはしゅーまいさん、keroxpさんの記事ですね。結構ボリューミーです。
しゅーまいさんはDenoのI/Oについて書いています。しゅーまいさんはGoに強い方で、かねてよりDenoがGoのI/Oを参考にしてる点に言及していました。 Reader / Writerの使い方についてはdeno会で本人から教えてもらいましたが、streamベースの読み書きと違っていて興味深かったです。
keroxpさんはDenoでHTTP/1.1サーバを実装する記事を書いています。keroxpさんはdeno_stdのWeb Socket APIを実装するなど、プロトコルの実装にも強い方です。 Denoの書き方のみならず、HTTP/1.1のプロトコルについても学べるという、一粒で二度美味しい記事になっているのではないでしょうか。
最近のDenoについて
最近だと下記のようなトピックがありました。
- ESMが使えるようになった
- WASMが使えるようになった
- 今まで
import * from "deno"
でAPIをimportしていたのが、Denoというグローバルオブジェクトを使うようになった #1748 - Deno Coreの誕生。Rust crateとして利用可能とのこと
- Web Worker APIの実装。#1047 で出ているWeb APIの実装が着々と進んでいるようです。(Web Audio APIとかCanvas 2D Context APIとかも実装したいって書いてますね。夢が広がりすぎでは…)
Ryanの3月の発表内容もぜひ見てください。
deno typescript meetup - Google スライド
この変化を「追っかけるだけで疲弊する」と取るか「カオス的でワクワクさせてくれる変化が毎週ある」と取るか、 人によるかとは思いますが、後者の発想をしてしまう人とはなんとなく話が合いそうな気がします。
だいぶ前のめりな同人誌ですが、前のめりな話で盛り上がるのを楽しみにしています。ぜひ、会場で話しかけてください。