No Regrets in Bathing

カレーを週に一度食っていく

自動勉強会をやっている

生きていると「○○の勉強会があったらいいのにな~」とかぼやいてしまうのだけど、自分で主催はしたくないので言いっぱなしになるみたいなことが多い。

これはかなりみっともないと思っていて、それで最近「自動勉強会」というのを始めた。

自動勉強会の概要としてはこれだけ。

実際のキューは下記のような感じでみんなで積んでいって、興味がある項目に投票する。

f:id:hashrock:20210927212014p:plain

で、月イチくらいの頻度でオンライン勉強会を開催して、積まれたネタを上から消化していくという感じ。

このシステムは人間の意思に関係なく勉強会が開催されるので「自動勉強会」という名前になっている。地獄みたいなシステムなんだけど、参加人数が少なくておじゃんになるということが起きにくいという利点がある。また準備するものも少なく主催へのプレッシャーが最小限になるような仕組みになっている。

もともとは会社の有志と一緒にやっていてネタが切れるまで半年ぐらい続けてた。基本的には何も用意せず、投票した人たちが誰も詳しくないときはみんなで入門サイトを読むか~みたいな意識が低い会なのだけど、詳しい人がいたりするとめちゃくちゃ情報が得られることがあったりする。ガッツリした線形代数講座を作り込んで来てくれた後輩とかもいて今も感謝している。

自動勉強会の進め方

で、自動勉強会は完全な雑談にならないように一応目次を作ってから話すことにしている。目次はだいたい下記のような感じ。

f:id:hashrock:20210927213707p:plain

開催中にどんどん追記していくんでこういう感じに長くなっていく。

f:id:hashrock:20210927215609p:plain

第0回の開催ログ

この方式の利点としては、音声チャットが苦手な人とか参加できない状況にある人でも、共同メモにリアルタイムに書いていけばyoutubeのチャット欄みたいに話題に混ざることができるし、人が話している最中でも遠慮なく別の話題を先のツリーで話すことが可能だったりする。

自分とかは特に、数名で話が盛り上がっているところで口をはさむタイミングが分からなくて黙ってしまったり、勇気を出して口を開いたら誰かと話すタイミングがかぶって消え去りたくなってしまったりということが多いので…。自分向きのシステムってことですね。

で、開催したのだけど、オンライン勉強会特有の静けさには不安になりつつも、話が脱線してきたりすると結構盛り上がって、割とオフライン勉強会に近い雰囲気かも?と思ったりした。結局開催後の雑談タイムが盛り上がってしまうところもリアル勉強会と似てるけど…。まあなんか両方やることが重要なような気もする。

他の自動勉強会

開催後に興味を持ってくれたbakuさんがアート&テクノロジーの自動勉強会を立ち上げてくれたり、書体デザイナーの安藤さんがフォントエディタGlyphsの自動勉強会を立ち上げてくれた。これはかなり嬉しかった。

自動勉強会はオンラインでは開催されたばかりで、自分のやり方が全然ベストということはないと思っている。むしろ自分の変なこだわりのせいでシンプルにできるはずが複雑になっちゃってるんじゃないだろうか。他のコミュニティでカスタマイズされていくことでもっと洗練されると思う。

今の所参加者が多めのことが多いけど、3人位しか集まらなくても全然楽しくできると思う。

あんま関係ないけど、よく家まで歩いてるときにrebuild.fmを聞くのだけど、それにもネタ帳なるものがあって結構似たスタイルだと思っている。 miyagawaさんとHakさんの回とかはネタ帳の量が多すぎるのと脱線するので最後必ず破綻するのがすごい好きで、自動勉強会も終わり際に同様に破綻するけど実は楽しんでたりする。