No Regrets in Bathing

カレーを週に一度食っていく

洗濯絵表示のJIS改訂について

洗濯絵表示が変わる?2014年以降にグローバル化 | Fashionsnap.com

さて、これを見つけて、これだけだとデザイン上問題あるのでは?と素朴に考え、 デザインの練習がてら下記のものを作った。

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Webデザインをやっている関係上、どうしてもアイコンとして観察してしまう。 これが画面にあっても間違いなく意味は取れないな、と思った。

別に表示をわかりやすくしたいわけではなかった

ただ、見た目がわかりにくいのはISO側の問題であって、どうやらJISはISOと仕様を統一するために長いこと頑張ってきたようであった。 議論のまとめは以下のURLから見ることが出来る。

http://nissenken.or.jp/news/pdf/20130529.pdf PDF

http://nissenken.or.jp/news/pdf/20130612.pdf PDF

http://www.nissenken.or.jp/news/pdf/20130822.pdf PDF

ポイントとしては、

  • 衣服の輸出入においてJIS規格表示が障壁となっていた(自由化の流れ)。
  • JISには「クリーニング業者」向けの情報が含まれていなかった(あくまで家庭内での取り扱いガイドだった)
  • 衣服の取り扱い評価基準を、より厳格なものとする 例:ドライマークの過大表示問題 PDF

要は実用的な観点からの改正である。 別に表示をわかりやすくするための改正ではないわけだ。

洗濯習慣の異なる文化圏で衣服の取り扱い評価基準を統一する必要があったため、長いこと頑張ってきたようである。 なお、別にJIS側だけが変更させられているわけじゃなくて、ISOとJIS統合のために、JISの一部仕様がISOに入っている。

どれだけ周知出来るのか

ISOのラベルは、干し方の記号一覧見て分かる通り、単に区別の機能しかない。 それがラベルというものだろう。要するに慣れれば問題ないということだ。

問題は慣れるまでだ。広告で周知するのか、それともラベルに付加情報を書くのかはわからないが、 普及のために何をするのかについて情報が見当たらなかったので、 せめて普及までは「ドライ」併記にするとかした方がいいのではないかと思った。

真面目な記事を書いて疲れた。